2006年01月01日

情報発信について(管理人の考え)

DAVICSというコミュニティ(共同体)は「情報やノウハウを共有する」という理念のもとに活動しているわけですが、「情報発信」というとどうも構えてしまう人が多いようです。

「自分にはたいしたスキルはないので、書くことがない」
「あまりに初歩的な質問をしては、恥ずかしい」
「いつもノウハウをいただくばかりでお返しすることがない」
などとおっしゃる方がたいへんたくさんおられます。

ですが、コミュニティは対話で成り立っていることを覚えておいてください。

●質問こそ大事な情報発信だ

ハイレベルな知識をお持ちの方、すごいスキルをお持ちの方、こうした方々もDAVICSコミュニティには参加されていますが、その方々が自ら情報やノウハウを発信されることはまれです。それは動機を考えてみたらわかりますね。訊かれもしないことをわざわざ答える人はいません。

知識やノウハウというものは、水と同じです。
つまり、高い方から低い方に流れるわけです。
コミュニティに質問が出されてはじめて、知識やノウハウがコミュニケーション中にあらわれます

ひとりが質問をすることで、コミュニティ全体が知識やノウハウの恩恵に預かる、というのがこのようなオンラインコミュニティの性格です。
質問をすることも大事な情報発信なのです。

では、知識やノウハウを持っている方々はなぜ質問に答えようとするのでしょう。
それは、人間誰しも得意・不得意があるからです。

ひとつの分野では回答者であったとしても、他の分野では質問を発する側にまわるかもしれない。ということです。あるいは、質問を自ら発しないとしても、他の方の質問とその回答の恩恵にあずかれるかもしれないわけです。

ですから、得意な分野は質問に答える、不得意な分野は知識・ノウハウの分け前にあずかる、ということでコミュニティが成立しているのです。

ですから、どうぞ質問を発することに臆さないでください
堂々と知らないことは質問しましょう
ただし答えがあったら、役立つ役立たないにかかわらずお礼の言葉は忘れずに。


●失敗談こそ報告してほしい

あなたが失敗したことをこそ、コミュニティに報告してほしいのです。
失敗の報告というのは、他のメンバーが失敗するのを防ぐために非常に役立ちます。

成功した事例というものは、あまり参考にならないのです。
たとえば、ノンリニア編集ソフトを導入した事例だとしましょう。
「○○というソフトを購入しました。説明書どおりにインストールしました。書いてあるとおりに動きました。ちょっと使ってみましたが、なかなかいいです」
これでは、感想文にすぎないですよね。

たとえば、ソフトを導入したがうまく動かなかったとします。
そうすると、その原因がどこにあるのか探しますよね
たとえば、OSに原因があるのではないか、入出力インターフェイスに原因があるのではないか、さらに他のソフトとの競合が原因ではないか、…などなど。
そのひとつひとつを調べて、原因をつきとめ、問題を解決し、結果うまく動くようになったとします。

これは、非常に素晴らしいリカバリーのノウハウなのです。
経過を詳細にコミニュティに報告していただけたなら、他のメンバーは非常に助かります。
同じような現象があらわれたら、どこを疑えばいいか、どうすれば解決に近づけるか、すぐわかるのですから。

あなたに問題解決するまでのスキルはなかったとしましょう
解決していない問題をコミュニティに報告することにより、他のメンバーのアドバイスを受けることができるかもしれません。

ひょっとしたらその問題を先に経験して、すでに解決しているメンバーがいるかもしれません。

経験してはいなくても、そのような問題解決にスキルを持っていて、どのあたりに原因がありそうか教えてくれるメンバーがいるかもしれません。

そんな人たちと対話をしているうちに、あなたの抱えている問題が解決するかも。

そして、あなたと、アドバイスしてくれるメンバーとの対話は、問題解決への素晴らしいノウハウとしてコミュニティの財産になります

だから、DAVICSは失敗例のデータベースでありたい、というのが私の考えです。
posted by kaba at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旧DAVICS
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